皆さまどのようなおうち時間を過ごされておりますでしょうか
本日紹介させていただく映画は
「グリーンブック」
舞台は1960年代のアメリカです
高級クラブの用心棒として働いている乱暴な男性が
黒人ジャズピアニストのライブツアーの運転手をすることになります
人種も違えば、性格も真反対の2人が、喧嘩をしながらも、
黒人差別が根強く残る1960年台のアメリカ南部を巡っていくというストーリーです
タイトルにもあるように
当時は黒人用の旅行ガイドがあり、
それを「グリーンブック」といい
その本を携えて旅をすることになります。
黒人の人が泊まれるホテル
泊まれないホテルがあったり
レストランに演奏しに行ったにもかかわらず
トイレを使わせてもらえなかったり、
お客さんとして座って食事をすることが許されなかったり
日本人の私たちには馴染みの薄い酷い実情が描かれていました。
また、差別する側の理屈も伝わってくる描き方がされていて
レストランの店員さんが
「働いているわたし自身にあなたを差別する感情はないが、昔からのルールなのでそれに逆らうことはできません」
という論理が描かれていて
法律や、既存のルールに染み付いた人種差別に対して
そのルールに定着していくのではなく
絶えず疑問を抱き続ける必要があると感じました。
日本人の私たちには馴染みの薄い
人種差別の問題だからこそ
現実に目を向けていく必要があり
その点ではこの映画はすごく分かりやすかったです。
とてもおすすめな作品なので
おうち時間にぜひご覧くださいませ。
Tezuka aya