原子力は人間に扱うことができるものなのか?
これは1986年にソ連で起きた「チェルノブイリ発電所事故」についての人々の苦闘を描いたドラマです
扱われる内容もとてもシリアスで、描写もかなりハード、、
決して明るい話ではなかったです。
そのため、心の弱い方にはオススメしません、、
ですが、そのハードな描写こそが物語に対して効果的だなぁとわたしは思います
ストーリーとしては
事故発生から話が始まり
どのように事故が起き、
その後どうなり、
事故がどのような人々にどのような被害を与え、
その人々が今後どうなっていったか
たくさんの登場人物を交え、それぞれの視点で事細かく描かれています
危機感を感じていない人々の呑気な様子が
事故の惨状を知っている私達からはすごく恐怖心を煽られました
特別な防護服を着るわけでもなく消火作業にあたる消防士や
火事の様子を見に集まる住民の人々
そののんびりした映像が不安感を引き立てる映像の作りでした。
このドラマは全5話で構成されたミニドラマになっており
この5話という尺の絶妙さがすごい!!
長編映画だとたら尺は大体3時間
3時間ではこのドラマの描きたい部分には足りないのかなと思います
人々の豊かな生活のために作られたはずの施設が
その人々の命を奪ってしまったり、健康を大きく害してしまうことになる
皮肉さや、残酷さ、悲しさ
福島第一原発事故のニュースを見ていた、体験した我々には聞き覚えのあるワードも多く理解をしやすく痛みもよくわかる
KGB描写についても
国家と国民の関係性を興味深く描いています
そして
噂通り音楽や映像の面でもとても巧みで
圧倒されました
Tezuka aya